この記事はまだ書きかけ以前のメモ段階でござるよ!

言わずと知れた、さいとうなおきさんの大人気書籍でござるな。
これから絵を描き始めたい、または描き始めたばかりの初心者さん向けの内容もありますが、ある程度描き続けている人や、描き続けて壁にぶち当たっている中・上級者さんにとってもためになる考え方やアドバイスがたくさん載っていると感じます。

拙者に個人的に刺さってる内容をいくつかピックアップしたいでござる。
- Q 「オワコンにならないためには?」 A 「矛盾し続けよう!」
- Q 「やりたい仕事をもらうには?」 A 「「商品っぽい絵」を描く!」
- Q 「やる気はあるのに集中できません」 A 「「不安」が原因!」
- Q 「スランプに陥ったら?」 A 「描き続ける!」
- Q 「絵を描くことが辛い時は?」 A 「うまく描こうとするの禁止!」
- Q 「絵が描けなくなりました」 A 「運動しよう」
Q 「オワコンにならないためには?」A 「矛盾し続けよう!」
P.72-
Q 「やりたい仕事をもらうには?」 A 「「商品っぽい絵」を描く!」
“「商品っぽい絵」とは、つまり「仕事につながる絵」”
絵を依頼するクライアントの多くは、進行中のプロジェクトにうまく当てはまりそうな「商品っぽい絵」をSNSで探していますが、せっかく絵をSNSでアップしても、練習用の絵では商品に見えません。なので、まずは自分が仕事をしたい分野で商品化できる絵を描き、それをTwitterやpixivなどのSNSに投稿する。これが最も大事なファーストステップなんです。
P.103 CHAPTER 3 仕事がもらえない > Q やりたい仕事をもらうには? > 1 商品っぽい絵を描く より

クライアントさんの立場で考えてみれば至極まっとうで明らかなことに思えるでござるが、描くこと自体に一生懸命になっている側には、この視点が抜け落ちてしまいがちでござろうな…。
「本気で仕事を得たいなら、ある時点で練習のための練習をやめる必要」があるとも言われています。あるキャラクターの仕事をしたい! というのであれば、力を入れるべきはそのキャラクターの「商品っぽい絵」の制作であって、基礎的な人体の勉強や練習ばかりではクライアントの目に留まることはないでしょう。

とはいえ、頑張って「商品っぽい絵」を描いたつもりでも、基礎画力に不安がある状態ではなかなか実際の商品クオリティに届かないのが非情な現実…。
ここで投げ出してしまわずに、「この商品はなぜ売り物にならないのか」という視点で自分の絵を分析するのが次のステップだそうです。自分の「優れた部分」は必ずあるので、そこは生かしつつ、「足りない部分」を探し出してください。やはり優しいさいとうなおきさんの背中押し……!そして見つけた課題を解決するために、「ピンポイントで練習」しましょう。
先ほど探し出した欠点の中でも特に大事だと思う1、2点に絞って練習してください。
なぜ分析の後に練習するのかというと、あえて包み隠さずに言うならアウトプットの前にする練習は全て逃避行動だからです。練習や勉強は一見、前向きな行動に見えますが、アウトプットが伴っていないと「勉強しているから大丈夫」と、安心感を求めるだけの行動になってしまいます。
P.104 CHAPTER 3 仕事がもらえない > Q やりたい仕事をもらうには? > 3 ピンポイントで練習する より
自己分析と課題のアウトプット無しに練習を始めても、それは目的のない「練習のための練習」になってしまうでしょう。「練習のための練習」も、しないよりは絶対にマシでしょうし、無目的に始めた練習の中で課題に気づくこともあると思います。しかしながら、このご本の、このセクションのテーマは「Q やりたい仕事をもらうには?」です。「本気」で、「やりたい仕事」を「最速」で獲得したい! というのであれば、
【1】商品っぽい絵を描く > 【2】分析する > 【3】ピンポイントで練習する
この3ステップに沿って努力してみるのが良さそうです。

記事の作成と御本の発行時期が前後して申し訳ないでござるが、「絵の努力はサボりだ!」というIxyさんのお考えと同じ感じでござるな!
Q 「やる気はあるのに集中できません」 A 「「不安」が原因!」
P182-
不安を解消する書き出し術
Q 「スランプに陥ったら?」 A 「描き続ける!」
”辛いと感じる時、まさに成長している瞬間だから”
ポイントなのは、スランプは一番下の階段から、二段目に上がった時に起きるということです。「スランプって、今までできていたことが急にできなくなることでは?」と思う人もいるかもしれませんが、多くの場合、それは勘違いです。
P.190 CHAPTER 5 やる気が出ない> Q スランプに陥ったら? > 理由2 辛いと感じる時、まさに成長している瞬間だから より
なぜ、できなくなったように感じるか。それは一番下の階段にいる人が、自分は描けていると思い込んでいる状態だからです。その人が何かの拍子に(本を読んだり、上手な絵を見て何かに気づき)目のレベルだけ上がってしまうことがあります。ここで目だけが肥えて、技術は追いつかない状態になります。だから描けない! 苦しい!! これがスランプの正体です。
P.190 CHAPTER 5 やる気が出ない> Q スランプに陥ったら? > 理由2 辛いと感じる時、まさに成長している瞬間だから より
『イラスト解体新書』(2018年)でも、スランプの脱出方法は「熟練度をあげる」こと、つまり技術的問題の底上げだとされていました。同様にさいとうなおきさんも、「たくさん練習をして、目だけ肥えた状態に技術を追いつかせ」ることをスランプ脱出法として挙げています。

スランプを感じてもうだうだ腐っている場合ではなく、とにかく技術を磨くしかないのでござるな…。ツラタン…。
「この苦しみは退化ではなくて成長だ!」と前向きに捉えられれば、スランプも乗り越えられるでしょう。諦めないで! あと一歩です!!
P.193 CHAPTER 5 やる気が出ない> Q スランプに陥ったら? > 理由2 辛いと感じる時、まさに成長している瞬間だから より
スランプを感じたということは、既に「部分的に」、一段階レベルアップしているということなのでしょう。完全なレベルアップまでもうひと踏ん張り、がんばれ! と背中を押してくれています。
Q 「絵を描くことが辛い時は?」 A 「うまく描こうとするの禁止!」
P195-
井の中の蛙力
Q 「絵が描けなくなりました」 A 「運動しよう」
P204-

この「運動しよう」という内容は、最初はYouTube動画で拝見したのでござるが、まっこと身に染みるお話でござったな……。

なお本書の「A」のなかで、この「運動しよう」だけ「!」が付いてなくて草、いや…そうではなく、問題の切実度が伝わってくるようでござるな…。
最後に、あとがきページから引用させてください。
僕の実家は米農家です。だから、絵描きになるためのノウハウや専門的な教育みたいなことを施してくれたことは全くありませんでした。[…]だけど、両親は僕に素晴らしいプレゼントをくれました。それは「思い込み」というプレゼントでした。言葉にするとたった一言「お前ならできる」という言葉です。[…]今思うと、それがあったから、僕は幾度となく壁にぶつかって挫折して、失敗しても「いや、俺ならできるハズだ」と思い込んで、今までやってこられたと思うのです。
P.219-220 この本を手に取ってくれたあなたへ より
両親にもらった素晴らしいプレゼントのおかげで、今の僕がいます。そして、僕が両親からもらったものと同じように、この言葉をあなたに贈りたいです。
あなたなら、できます。きっと、あなたならできる。
P.221 この本を手に取ってくれたあなたへ より

初心者から中・上級者まで、多くの悩める絵描きメンを勇気づけてくれる、さいとうなおきさんの温かなお人柄でござる…!
(適宜メモ書きを更新。いつかちゃんとした記事にできるといいな……。)



