この記事は一旦完成でござるが、適宜更新の可能性もあるでござるよ!

タイトルや商品説明文、サンプルから大方の雰囲気は予想できているであろうが、こちらの本のコンセプトやIxyさんのスタンスはこんな感じでござるな。
イラストレーターとは、おおざっぱに言えば「イラストを描いてそれを売ってお金をもらう仕事」だと言えるでしょう。そう考えると、イラストレーターという仕事は次の二つの技術によって構成されていることに気がつくと思います。
① いいイラストを描く技術 ② そのイラストを売る技術
そして本書の大きな特徴は、②の「イラストを売るための技術」に特化した内容だという点です。そのため、イラストの技法書に書かれているような、イラストを描く上での具体的なテクニックなどについてはほとんど触れていません。
P.3 Introduction > 今、何かを「始めたい」あなたへ > イラストレーター、誰でもなれます。 より
もちろん、描く技術も重要なことは間違いありません。ないよりはあった方がいいです。ですが多くの場合、どんなに上手いイラストでも誰の目にも留まらなければ人に買ってもらえることはありません。つまり、イラストの技術とは別に、自分の描いたものや自分自身についてアピールする工夫や技術が必要だということになります。[…]言い方を変えれば、イラストを描く技術はプロイラストレーターに求められる能力の一つに過ぎない、ということになります。[…]それなのに、イラストレーター志望の方の関心は、イラストを描く技術に集中していて、それを売る技術の数々についてはあまり意識が向いていないように見えます。だから僕は、描く技術以外にフォーカスした本が必要だと思ったのです。
P.4-5 Introduction > 今、何かを「始めたい」あなたへ > イラストレーター、誰でもなれます。 より

なので、イラストを描く際の技法を求めて試し読みしている場合は、そっと棚に戻されることをIxyさん自身もおすすめ(?)しているでござる。
本編は、「Ixy先生」と「はじめくん」というキャラクターによる、各テーマに対する会話が導入となり、Ixyさんの解説が続きます。会話文はもちろん、解説の文章も堅苦しくなく、とても読みやすく書かれています。

普段YouTubeでズバズバザクザクなIxyさんの調子を思い浮かべると、文体(口調)が易しいだけでなく、優しくも感じたでござるよ……!

拙者に響いたテーマを各章からピックアップしたいでござる。
「絵の練習が一番大事!」は見直そう
絵の努力は「サボり」だ!

「絵の努力」を「サボり」と宣う、これはかなり強烈な見出しでござる…!
「絵の練習第一主義」という考えの人は割とよくいます。でも本来、目的あっての手段のはずなんですよね。これが逆転している人が「絵の練習や技術が第一」という考えに陥りやすいのではと思います。[…]僕からすればそういう発想の人は、「絵の技術さえあれば上手くいくはずだ」と思い込むことによって他の努力から逃げている、サボりだとさえ思います。
P.20-21 Chapter 01 本当にイラストでお金を稼ぐことはできるの? > 「絵の練習が一番大事!」は見直そう より
もちろんIxyさんも、「画力はないよりはあった方がいい」と書かれています。しかし、「オールラウンドな基礎画力」を身に付けるには「膨大な時間と労力が必要」。しかも絵が上手いライバルは世界中にいて、若くして上手い人もつぎつぎ出てくる……。それを考えた時、「(絵だけの)技能を極めることはイラストレーターとして働くことを目指す上で効率的ですか?」と問われています。

確かに…! しかし「絵の努力」が非効率となると、拙者などは何から頑張ればよいのやら…。
「絵の努力」が全て否定されているわけではありません。例として、「ド派手なアクションシーンを描きたいから人体や骨格の勉強をする」、この発想は良いと書かれています。「目的に対して必要な手段を考えて選んでいる」からです。
美少女イラストを発注したい側は、普通は美少女イラストが上手い絵描きに依頼します。つまり美少女イラストの仕事を受けたいのであれば、メカも背景も、何でも得意なオールラウンダーである必要はありません。美少女イラストのスペシャリストたる努力をするべきです。
Ixyさんの言う絵描きにとっての「努力」は、「自分の目的と、それに対する手段を明確化する」こと、「どうすれば目的に辿り付けるのか、頭を使って考えたり実行して工夫してみたり」することが前提になっています。スペシャリストであるための「絵の努力」のほかにも、「メールの返信が早い」「SNSの運用が上手い」等の、「絵以外の技術」が評価され、仕事に繋がることもあるでしょう。

思考停止で妄信的な絵の努力は非効率でサボリ、ということでござるな。「絵」の努力にしろ「絵以外」の努力にしろ、その努力の方向を定めるためにまずは自分の目的を明確にしろ、話はそれからだ、でござるか。
イラストのネット公開、どのサービスを使うべき?
先人のアドバイスは話半分に聞こう
ウェブサービスの進化や流行り廃りはすごく早いので、いいサービスがわずか数日で陳腐化することもザラですし、逆に目立たなかったサービスが急に伸びることもあります。
P.77 Chapter 02 あなたのSNSにファンが増えない理由 > イラストのネット公開、どのサービスを使うべき? より

2026年4月現在、やはりX(旧Twitter)のシェアと影響力がダントツに大きいという気はするのでござるが…。そのXの運用に限ったとしても、アルゴリズムが目まぐるしく変化してきているので、ちょっと昔の情報はすでに意味をなさなかったり、良かれと思ってやったことが逆効果になったり……なんてコトもザラでござろう。
これはサービスの選択に限らずあらゆることに言えるのですが、先人の話は話半分に聞くべきだと思います。過去の成功は過去だからこそのものであって、今再現性があるとは限らないからです。
P.78 Chapter 02 あなたのSNSにファンが増えない理由 > イラストのネット公開、どのサービスを使うべき? より
では何を参考にすべきかというと、先人が言うことではなく、今やっていることです。

只でさえ情報に溢れ混沌としたこんな世の中じゃポイズン。ここで「先人」として参考にするのも、「この人みたいになりたいと思う人」や「その分野で成功している人」をきちんと見定めるのも大事でござろう。その上で、その人が過去に何を言っていたか、過去に何をおススメしていたかには固執せず、今、実際に、何をやってうまくいっているのか、それを観察し、自分でも試しつつ取り入れていくことを、Ixyさんはオススメしているでござる。

拙者頭が良くないので書きながら自家撞着的になってしまっているというか、なんかこう、うまいコトまとめられなくて大変申し訳ないのでござるが…。
「先人の話は話半分に」、「参考にすべきは今やっていること」というIxyさんの言葉は、情報や技術の更新に左右されにくい、なかなかに普遍的でかなり優れたアドバイスだと思うでござる。

それでも、温故知新という言葉やリバイバルという概念もあるし(?)、場合によっては過去の手法を研究したりそれに倣ってみたりしたことが自分の今や未来に活きるという展開もあるかもしれないでござる(SNS運用の話に限って言えば、そういうコトはほぼ無さそうでござるが…)。
偉大な先人であるIxyさんのアドバイスに物凄く納得して胸に刻みつつ(はよ実践しろ)、結局は自分の頭でも考えて臨機応変に生きねばならない。ってことでござるね。うむ…。
なお、このテーマの最後に注意点として次のように書かれています。
中には、成功している人ならではのやり方というのもあります。後ほど詳しく触れますが、駆け出しの自分が真似して再現できることなのかは一考してください。
P.79 Chapter 02 あなたのSNSにファンが増えない理由 > イラストのネット公開、どのサービスを使うべき? より

これは確かに。すでに成功している先人は、実績に知名度、熱心なファンの数、単純なフォロワー数など、すでに持っている環境が底辺の自分とはまるで異なるのでござる。月とスッポンなんてモンじゃない差がある段階で成功者の真似をしても、再現性が無いどころか、最悪の場合ちょっとヤケドをしてしまうなんてコトもありそうでござる。
この点については後の節「創作アカウントの使い方、どうする?」で触れられています。
既に十分実績があってファンがついている大物のクリエイターであれば、その人が日々何をしているのかという情報に価値があります。[…]
P.88-89 Chapter 02 あなたのSNSにファンが増えない理由 > 創作アカウントの使い方、どうする? より
あなたはイラストレーターになろうとしているのですから、まずは絵を見てもらって、そこでファンになってもらわないといけないですよね。だったら、少なくともビギナーから中堅のイラストレーターになるくらいまでは文字情報はタグや作品名など最小限にし、イラストだけの投稿に徹するのがいいと僕は思います。

「SNSにありがちな仲間内のいざこざや炎上の火消しなんかに時間と精神を割かれるのは、創作活動において純粋にマイナス」「日々のニュースやイラスト業界の事件に関する話題などで論争に参加するのはもってのほか」とも忠告してくださっているでござる。

そんなこと重々分かって…頭では分かっているというか、分かっていたのでござるよ…。しかし若かりし日の拙者は…うっ…(身に覚えのある者の後悔と苦しみ)
文章だってコンテンツですから当然腕の差が出ます。[…]コミュニケーションにおいてプラスに働くレベルの文章を書ける人はそんなにいません。大多数の人が上手い絵を描けないのと同様、文章も下手なんです。そんな中、あなたには絵と文章、両方の技術がありますか?
P.93 Chapter 02 あなたのSNSにファンが増えない理由 > 創作アカウントの使い方、どうする? より
よほど自信があるのでなければ、無理して絵と文章両方で勝負するのではなく、まずはイラストに注力して活動すべきです。

ここは物凄く説得力があったでござるな…。拙者、言語化能力・文章力が壊滅的な自覚があるのになぜかこんなブログを始めちゃったのでござるが…(ブログへの興味と憧れは昔からあったのでござるが…)。まあそこは自分の限界を超えてみるチャレンジ、収入源を増やすためのチャレンジでもあるということで…。本名義のイラストレーターの活動では、とりあえず余計なコトを言わずに粛々と絵を頑張るでござるよ…。
ちなみに、さいとうなおきさんは2021年3月発行の『うまく描くの禁止』の中では、「結論からいうと、今現在イラストレーターの最強の営業手段はTwitterです」と断言しています。
しかしながら2025年12月に発行された『絵師サバイバルガイド』では、Xは最強の営業ツールなのか?というセクションで、「Xを頑張るだけでは絵の仕事にはつながらない!」と述べています。「え!? 過去にXこそが最強の営業ツールだって言いましたよね!?」というツッコミがくるであろうことも自覚しつつです。
『絵師サバイバルガイド』ではXのアルゴリズムの変化等の外的な要因には触れず、あくまでも描き手自身のマインドやブランディングについてのアドバイスがなされているのですが、「営業ツールとしてのX」というテーマについて、過去の書籍の内容を使いまわすのではなく、ご自身で発信する情報をアップデートされています。
そもそも『うまく描くの禁止』の時点で、きっちり「今現在」という留保もつけていらっしゃいますし、先人の話のみならず、自分自身が提供する経験や知識もアップデート前提で捉えるということが自然にできているからこそ、多くの人に支持される価値ある情報発信を続けられているのだと感じます(小並感…)。
企業案件はステータスになるか?
「吸われる」が起きないクリエイターを目指そう

本書のはじめくんと同じく、拙者も「企業案件はステータスになる」と思って、疑ってすらいなかったのでござるが。Ixy先生は、その考えは「もう通用しにくくなってるんじゃないか」と応じているでござる。
このセクションでは、Ixyさんが実際に目の当たりにした企業案件の「今」が語られています。
とあるYouTubeのPVイラストやアニメーションを手掛けたクリエイターさんに仕事の件でお話に行かれた際のこと。PVはとても好評で再生数も伸びていたそうですが、「PV公開以降、仕事の話をしに来てくれたのはIxyさんだけですよ」とそのクリエイターさんは仰ったというのです。
Ixyさんはこういう状況を「(知名度が)吸われる」という言葉で表現しています。

案外視聴者は概要欄のクレジットを見てくれないものなのでござるな…。見ていたとしても、企業案件の作品を経由してクリエイターさん自身に興味を持ってくれるという人も、今は意外と少ないようでござる…。
今はイラストレーターの数が(十年前より)比較にならないくらい増えていますから、企業案件をやったことで個人がそれほど有名になれるわけでもないですし、案件が継続して定着することもそんなに期待できません。企業は次々と新しいクリエイターを起用した方が新鮮味があっていいからです。
P.161 Chapter 03 イラスト制作案件で収益化する > 企業案件はステータスになるか? より
[…]
企業案件を通じて知名度が上がる面が今でもないわけではないものの、昔に比べてその威光はかなり小さくなっていると捉えるのが正しいと思います。つまり企業案件がステータスという価値観自体、過去の成功例であって今参考にすべきではない、ということです。

本書では一つ前のテーマとして扱われているのでござるが、やはり立ちはだかる「イラストレーター多すぎ問題」ッ…!
「企業案件で名前が出たから」(慢心)と、何もせずに仕事が来るのを待っているだけでは「吸われて」終わってしまうでござる!

Ixyさんは、企業案件で名前を出してもらえたならば、知名度が上がるその「一瞬」を利用して次に繋げる手を打つのが良いとされているでござる。
バフが掛かっている短い期間を逃さず、より自分自身の知名度を上げる取り組みをしたり、別の方法での収益化の仕組みを作ったり…。考えることは色々ありそうでござる。
企業案件を受けることができたとして、「その先」に考えを進めないと、食っていけない時代にもうなっている、ということです…!
大事な情報、発信すべき? しないべき?
情報発信は得することばかり
「自分の知識や技術を発信すると、商売敵やライバルに真似されて不利にならないか? どうして情報発信をするのか?」というはじめくんの疑問に対して、Ixy先生は「自分も得をするから(情報発信をする)」と答えています。

ということで、このテーマにおける結論は、自分が出した情報をキッカケに得られる収益・人脈・新たな情報など、得することの方がずっと多いから、ぜひ情報発信にチャレンジしよう、ということでござる。

拙者自身の行動に繋げるべき具体的な結論アドバイスとしてはそういうことなのでござるが、個人的に非常に心にキたのは、「真似されたらどうしよう」はいらない心配である、ということに関する説明でござるね。
人は教えられたところでほとんどの人が実践しません。たとえば僕がイラストのテクニックを公開したとしても[…]実際にそれを試して技を身に付ける人は多くありません。さらにそこから僕のビジネスを脅かすような商売敵になる人はほとんどいないでしょう。というか、もしそうなったとしたら僕の伝えた技術はその人の成功のほんの一パーツに過ぎず、その人自身の能力やセンス、努力によるところが大半なはずです。
P.202 Chapter 04 収益ルートを自分から作る > 大事な情報、発信すべき? しないべき? より

情報発信してくれる先人も、講座の先生も、皆言うでござる…。「見ただけ聞いただけ読んだだけでは身に付かないからね! 絶対に自分でもやってみて(描いてみて)ね!」と…。
頭ではそりゃあそうだよなぁ~~~と分かっているのでござるが、それでもやらない、大多数の中の一人でござるのよな拙者…。
(そもそもこのブログ開設のきっかけが、読めてすらいない積み本を何とかしたい…みたいな奴だし…。)
(本書が)誰かが何かを楽しんで取り組むキッカケになれていれば、どの道でもどんな形でも、僕はメチャクチャ嬉しいです。
P.270 Conclusion 今、何かを「始めた」あなたへ より

本書の最後を、太字でこのように締めくくっているIxyさんでござる。やはり「(実践してもらえたら)メチャクチャ嬉しい」という熱いお気持ちで情報を発信されているわけでござるが、それでもこのCapter04では冷静に「人は教えられたところでほとんどの人が実践しません」と断言もしているのでござる。ここ、クールすぎんか…。

つまりその攻撃(違)は拙者に効きすぎるのでござる……!
申し訳ない、本当に申し訳ない…!いや、拙者が何の実践もせずに何も得られなかったとしてもそれは拙者の勝手であってIxyさんには何の影響も不都合もないことであり、勝手に申し訳ないとかいう気持ちになるのも思い上がりの筋違いなのでござるがね!?(はぁはぁ…)

ということで、先の引用箇所の前半では後ろめたさと己の情けなさに改めて心を抉られてしまったワケでござるが…。後半では目からウロコというか、読んだとき何やら視界が晴れたような気がしたのでござるよ。
いやね、先人がシェアしてくださったありがたい内容を実践しない・できないのは、9割9分拙者の怠惰でござるよ。拙者の意思とフィジカルがヨワヨワだからでござるよ。でも1%くらい、いやもっとちょびっと、微粒子レベルくらい?は「先人が積み重ねてくれたノウハウに乗っかって成功しちゃうのは、なんかずるくないかな…?」と思って、気が引けていたかもしれないでござる。

けれど情報を発信する側のIxyさんが「僕の伝えた技術はその人の成功のほんの一パーツに過ぎ」ない、と考えていると知り、遠慮をする必要は微塵もないのだと改めて思ったのでござる。
いや、必要がないどころか、遠慮している場合では全くないのでござる。結局成功するには「自身の能力やセンス、努力」の負うところがほとんどなのでござるから。
当たり前のようでいて見えていなかった大事なことに気付かせていただいた、そんな一節でござった。深く感謝でござる…!
ポートフォリオは認知拡大につながるか?
依頼者から見た自分を意識して認知拡大につなげよう
僕がポートフォリオサイト作りに対して思うのは、何かをやったというそれらしい証拠が欲しいだけで、実態は思考停止、サボりじゃないか? ということです。[…]
P.225 Chapter 05 フリーランスイラストレーターとして長く生きる方法 > ポートフォリオは認知拡大につながるか? より
「まずはポートフォリオはないとね」などという人は、そういう常識を無批判的に受け入れることで、実際それが効果的かとか依頼主にどう思われるか、といった本来すべき思考を放棄しているように僕には見えるのです。

フゥアーーーーーッ! 思考停止のサボり!!
また出ました、強烈で厳しいお言葉ァ!
だって普通思っちゃうよ?「まずはポートフォリオはないとね」ってさァ…。
もちろんIxyさんも、デザイナーやイラストレーターとして就職活動をする際にはポートフォリオは必須だと書かれています。一方で、フリーランスとして認知や仕事を得ようとする際のアピールに適しているのはSNS上での活動実績の方だということです。

Ixyさんが言うには、イラストレーターを雇う側の立場だとして、ある人を検索してポートフォリオサイトとSNSアカウントが表示されたら、おそらくSNSの方を先に見に行くのではないか、と。そもそもこのご時世、認知のきっかけがSNSであるケースも多いのではないか、と。
そうしたことを考えると、ポートフォリオサイトを用意するとしても、より力を入れるべきはSNS運用の方だということでござる。
どういうことがあなたの認知拡大になるかで言えば、やはりバズを生むことです。そのためにはイラストをコツコツ投稿することに加えて[…]様々なプラスアルファのアイデアが必要になります。[…]考えるのもひと手間ですが、実行するのはもっともっと大変です。
P.224-225 Chapter 05 フリーランスイラストレーターとして長く生きる方法 > ポートフォリオは認知拡大につながるか? より

とにかくフリーランスが認知を得るには、SNSでバズるべし…!
そしてバズるためには知恵を絞って思考し、汗を流して試行するべし…!
思考も試行も実際のバズも、全然できてないSNS弱者過ぎる拙者、血の涙でござる…!
やっぱり何にしたって四の五の言ってないで実際にやる奴が強いし最終的に勝つんだよ…!うん知ってた…!(?)

そしてやはり、ポートフォリオに代わりうるものとしてSNSを運用する以上、「依頼者が見た時にどう思うか? という視点」が普段から必要になってくるでござるな。
よく言われていることでござるが、メディア欄に活動と関係ない日常写真やソシャゲスクショが並んでいるのはマイナスでござるし、余計な炎上に首を突っ込んでないかとか秘匿情報っぽいことをペラペラ喋ってないかとか、基本的な立ち振る舞いで信用を築いていくことも重要でござろう。

結論:拙者のような者は
とりあえずまずSNS頑張ろう!
【対談】今、クリエイターとして生きていくには
本編の後にSkeb開発者のなるがみさんとの対談が掲載されています。

Skebがクリエイター側に有利なサービス設計になっている、ということは分かっていたのでござるが、なるがみさんがそういったサービスを作ろうと思ったキッカケが書かれていたでござる。ちょっと意外なカンジ?でござった。
なるがみさんが2017年に書籍を出版した際、担当編集者が勝手に原稿を書き換えたことによってデザイン上のトラブルが発生し、一週間前になって急に発売延期の連絡を受けたそうです。
なるがみさん自身は「顧問弁護士もいますし、自分の意志をはっきり伝える方なので納得できる形に着地できた」ということですが、こういったトラブルに泣き寝入りしている作家が多いだろうと感じ、「作家さん達と彼らにお金を払う人たちのパワーバランスを変えるようなサービスが欲しい」と思ってSkebを開発されたとのこと。

ご自身の問題は解決しているにも関わらず、そこからクリエイターのためになるサービス開発してくださったのでござるな…!
(なるがみさん)
P.256-257 スペシャル対談企画! 今、フリーランスとして生きていくには Ixy × なるがみ より
高校時代ニコニコ動画が好きで、東方Projectという作品のファンアートをよく見ていました。そのうち「その作品の作家さん達と仲よくなりたい」と思うようになり、「絵が描けない自分がどうすれば作家さん達と仲よくなれるのか」を考えた結果、彼らの役に立つものを提供すればいいという結論に至りました。早速ニコニコ動画内のコミュニティ機能を活用し、ニコニコ動画で活動する作家さんのためのコミュニティを運営したのが全ての始まりです。そのような活動を続けているうちに、いつの間にかそれがライフワークになっていた、という感じですね。

明確すぎる意志と行動力の塊ではござらんか…?
もんのすごい人が世の中にはいるものでござる…。

Skebについては、利用者(クリエイター、クライアント両方)からの「もっとああしてほしい、こうしてほしい」といった要望がX上で散見されるものの、運営側がピシャっと跳ねのけている印象で、「チョット…コワイナ…」とこれまでは思ったりもしていたのでござる。正直なところ。

しかしながらこちらの対談を読ませていただいて、明確な意図のもとに研ぎ澄まされた設計になっているのが現状のSkeb機能である、という印象を改めて抱いたのでござる。ブレない強靭さ、素敵…!

ここまでSkebの話ばかりになってしまったでござるが、この対談のタイトルは『今、クリエイターとして生きていくには』でござる。

なるがみさんも大方、Ixyさんと同じように考えていらっしゃるようでござるな。クリエイター業で生計を立ててゆくならば、セルフプロデュース力や情報戦略、買う側の立場で考えることが重要である、と。誰でも描けるような絵しか描けない人は淘汰され、イラストとそれ以外の技能を掛け合わせて新しいものを生み出せる人が生き残っていくのではないか、ということでござる。

本書の冒頭から現実として突きつけられていたワケでござるが、やはり、画力それ自体やイラストに関わる技術向上のための修練のみでは、この先というかすでに現在、クリエイターとして生き残ることはかな~り難しいのでござろうな…。
(拙者のあとがき)

このブログ記事ではここまで触れていないでござるが、本書全体を通して、イラスト以外にも「興味があること」「やりたいこと」「得意なこと」「好きなこと」等に挑戦して技術を高め、「持っているすべての技術」で「様々な仕事」に取り組んで収益を得ていくことをおススメしているように感じたでござる。
Ixyさんが伝えたいことの大事な部分だと思うでござるが、そこは是非、ご本を買ってご自身で直接Ixyさんの言葉を読んでくだされい。

拙者自身の学びというか、まずはこういう意識を持とう…と特に思った点は
- 考える努力から「逃げ」てるだけの絵の努力はやめよう…
- SNSがんばろう…(ちゃんと考えて運用しようね)
- とりあえず興味があることであり、拙者にとって新ジャンルであるこの「ブログ」を頑張ってみよう…(ちゃんと考えて以下ry
という感じでござる。

この記事でIxyさんの『それでイラストで食べていけるの?』に興味を持って読んでくださる御仁がいらっしゃればこの上なく幸いでござる。
この記事自体も、何か少しでも読んでくださった方のヒントになればとっても嬉しいのでござるよ。
子ども時代の苦手過ぎる課題は読書感想文。ブログど初心者の書いた記事をここまで読んでくださって大感謝でござる!
(新しい学びや訂正があれば、また誤字脱字などは適宜更新)




